印章 |
紀元前三千年、メソポタミアに文明が栄えた時代に、印章が生まれました。平らな粘土の上に小さな筒を転がすと、人間や動物の姿が浮かびあがるものでした。
その後、中国で、人間や動物の姿が象形文字で表され印章が作られました。漢の光武帝が倭奴国王に金印を送り日本に渡ったのが紀元前一世紀。以来、印章は日本の文化に根を下ろし、自己の証明という大切な役割を持ち現在に至っています。 |
実印 |
現在居住する市区町村で印鑑登録をし、本人を証明する印鑑です。実印を押すことは、自己の権利の確認であり、同時に社会的責任を明確に引き受けるものなので、簡単に模倣されない唯一性(姓と名を彫刻したもの・手彫り)が高い印鑑が適しています。 |
銀行印 |
銀行印は、通帳とともに、財産管理を管理する大切な役割を、持つ印鑑です。 |
認印 |
日常生活で一番使用度が高い印章です。 認印といえども捺印すると実印と同じ責任が伴うので、よく事柄を確認して、押印することが大切です。 |
訂正印 |
文章中の訂正・誤字などの修正時に使用する印鑑です。 |
法人印 |
個人が印鑑登録をするように、法人も代表印を法務局に登録しなければならない。登録制度や役割は個人の実印と同じである。
代表印・銀行印・角印・割印などがある。企業の社会活動は広い範囲に及ぶので法人印の役割は大きい。 |
割印 |
割印は重要書類・株券など、契約時にふたつの書類にまたがって捺印し、見積・入札・契約等の証拠として残す印です。 |
落款印 |
書や、絵画などが完成した時に、添える印鑑です。姓・名・雅号などを彫刻したものを使います。 |
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篆書体 |
約2200年前、中国全土を制覇した秦の始皇帝が創設した最初の統一文字といわれています。現在の漢字の原点といわれるものす。
印章においても、権威と信憑性を象徴するもので厳格に使用されてきました。 |
隷書体 |
篆書を簡略化して生まれた書体。紙が発明される以前に使用された木筒や竹筒に書きやすい書体。 竹筒の丸みが横線の独特の張りを生んだ。 |
古印体 |
7・8世紀ごろに日本で作られた。いわゆる大和古印の古雅な味わいを生かした書体。 |
楷書体 |
隷書をアレンジしたもの。非常に格調高く・美しい。書道のお手本でおなじみでしょう。 |
行書体 |
楷書くずした書体。やさしさのある書体です。 |
吉相体 |
姓名判断を初めとするその人の運勢を鑑定し、良いところをより良く悪いところが良くなる様に、篆書体を基に、その人の印相八方位に結びつけて生年月日と名前の画数から印相鑑定をし、円周との接点の数と力点を算出した書体です。 |
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